豊中市宮 山町に位置する 大聖山 不動寺(だいせいざん ふどうじ) は、ただ仏像を学ぶ場というだけでなく、日本を代表する仏師・松本明慶先生をはじめ、松本明観・松本宗観といった名仏師たちの技術と精神を受け継ぐ「仏像彫刻塾」を開講しています。
「手を動かして集中する時間を持ちたい」「本格的な仏師の技術に触れたい」「心静かに学べる環境でものづくりを楽しみたい」――
そんな方にとって、この塾は技術だけでなく心も磨くことができる特別な学びの場です。
■ 仏像彫刻塾とは?初心者から経験者まで学べる学びの場
大聖山不動寺の仏像彫刻塾では、松本明慶工房の仏師陣が講師として指導します。
塾では、彫刻刀の握り方や木の扱い方といった基礎技術から、線彫り・立体表現・仕上げに至る応用技術まで幅広く学べます。
初心者向けの魅力
- 木の種類や特性を学び、彫刻刀の基本的な使い方からスタート
- 小さな観音像や護符の彫刻から制作体験
- 丁寧な個別指導で「初めてでも完成できる」安心感
経験者向けの魅力
- 衣文の流れや表情表現など、高度な彫刻技法を習得
- 仏像制作の過程で自分独自の表現力を磨く
- 作品の完成度を高め、持ち帰って家で鑑賞できる
木の香りに包まれ、静寂な寺院で手を動かす時間は、技術だけでなく心も整える特別な体験です。
日常の喧騒を忘れ、自分だけの集中時間を持つことで、心身のリフレッシュや精神統一にもつながります。

■ 松本家親子三代の仏師と工房の魅力
塾の講師陣は、単に技術を教えるだけでなく、松本家三代の仏師が受け継いできた伝統技法と精神を伝える重要な役割を担っています。
● 松本 明慶(まつもと みょうけい)
- 1945年(昭和20年)京都市生まれ
- 椿井仏所の流れを汲む慶派の仏師
- 「平成の名仏師」と称され、全国の寺院から制作依頼が絶 えない
- 力強さと柔らかさを兼ね備えた独創的な作風で、多くの仏像ファンを魅了
● 松本 明観(まつもと みょうかん)
- 明慶の息子にあたる大仏師
- 仏像の伝統技術を近代に伝え、工房の基礎を築いた
- 精密でしなやかな彫りが特徴で、衣文や表情の表現力が非常に高い
- 父・明慶の作風を継承しつつ、自身の個性も融合させた作品を生み出す
● 松本 宗観(まつもと しゅうかん)
- 明観の弟子であり、明慶の師匠にあたる大仏師
- 仏像制作の基本理念を重んじ、伝統と現代感覚を融合
- 工房の彫刻手法や技術体系の礎を確立
この三代にわたる技術と精神が、現在の塾講師陣に受け継がれ、受講生も本格的な伝統技法に触れることができます。
経歴
1945年京都市に生まれる
1962年佛師を志し、佛像彫刻を始める
1964年京佛師野崎宗慶師に弟子入りする
1979年朝日新聞社・京都朝日会館にて個展を開催
1980年京都佛像彫刻展にて、京都市長賞を受賞(以後十数回受賞)
1985年京都佛像彫刻展にて、京都市長賞を受賞(以後十数回受賞)
1988年フランス国立ギメ美術館(ルーブル美術館東洋別館)収蔵の佛像100体を修復
1991年総本山より『大佛師』の号を拝命
1999年世界最大級の木造佛、大弁財天座像完成(鹿児島/最福寺)
2002年真言宗高野山金剛峯寺に恵果阿闍梨尊像を奉納
2004年西国三十三観音霊場三十二番礼所、滋賀・観音正寺に総白檀による十一面千手観音座像丈六大佛
2005年中越地震被災地・新潟山古志村に、復興地蔵九体を謹刻 京都に松本明慶佛像彫刻美術館を開館
2006年四国八十八ヵ所霊場会の出開帳用ご本尊八十八体を納める新開場された北海道八十八カ所霊場ご本尊八十八体を納める
2008年比叡山延暦寺無動寺谷明王堂に不動明王像を納佛
2009年西山浄土宗光明寺東京別院のご本尊 阿弥陀如来像を納佛
2010年四国八十八カ所第六番札所、安楽寺に阿弥陀如来像を納佛
2011年京都府文化賞【功労賞】を受賞 熊谷・石上寺に十一面千手観音像を納佛
2013年京都市文化功労賞を受賞
2014年高野山開創1200年記念中門再興事業 四天王大佛納佛 京都新聞社文化学術賞を受賞
2015年和歌山県文化功労賞を受賞
2018年高野山別格本山清浄心院に不動明王像を納佛
2019年京都仁和寺に阿弥陀如来像を納佛
2023年滋賀石山寺に弥勒菩薩像を納佛親子三代で「大佛師」の号を拝命
2024年東京増上寺に徳川家康像を納佛予定
■ 講座の詳細と参加のポイント
講座の特徴
- 夜の静かな寺院で、木と向き合う特別な時間
- 制作中は瞑想のような集中状態に入り、心身がリフレッシュされる
- 小さな仏像から本格的な仏像まで、自分のペースで制作可能
- 材料や道具の扱い方を学ぶことで、家でも彫刻を続けられる
■ 制作の流れと学べる内容
- 木の選定
仏像のサイズや用途に合わせた木材を選びます。木目や硬さを考慮することで、仕上がりに大きく影響します。 - 下書きとデザイン
講師の指導のもと、仏像の輪郭や表情のラインを決めます。線彫りの位置や全体のバランスを慎重に検討。 - 粗彫り
彫刻刀を使って大まかな形を彫り出します。初心者でも講師のサポートを受けながら進められるので安心です。 - 細部彫刻(衣文・顔・手足)
表情や衣文、指先まで精密に彫り込む作業です。ここで技術力の差が出ますが、講師が細かくチェック。 - 仕上げと研磨
表面を整え、滑らかに仕上げます。完成した仏像は自宅に持ち帰り可能で、一生の宝物になります。
この過程を通して、手先の技術だけでなく、集中力・観察力・精神力も養われます。
■ 塾の雰囲気と学びの価値
大聖山不動寺の塾は、静寂に包まれた寺院内の一角で行われます。
木の香り、蝋燭の灯り、外の夜風の音――こうした環境が、受講生の集中力を自然と高めます。
また、講師との距離が近く、一人ひとりに合わせた丁寧な指導が行われるため、技術の習得だけでなく、精神面の学びも深まります。
- 心を落ち着かせ、集中力を養う
- 丁寧に物事に向き合う姿勢を学ぶ
- 完成作品を通して達成感と自己肯定感を得る
■ 受講生の体験談・成果
- 「初めての彫刻でしたが、講師の指導が丁寧で安心して参加できました。完成した仏像は家に飾ると心が落ち着きます。」
- 「夜の静寂な寺院で集中して作業する時間は、仕事の疲れも忘れられる特別な時間です。」
- 「経験者ですが、講師から教わる細かい技法は新しい発見が多く、毎回楽しみです。」
- 「仏像を彫ることで気持ちが整理され、日常生活にも集中力が生まれました。」
- 「自分で彫った仏像は、家族や友人にも褒められ、作る喜びを共有できました。」
- 「塾での経験が、私の創作活動の自信につながっています。」
■ 見学も可能!まずは気軽にお問い合わせを
「いきなり受講は不安」という方も、見学が可能です。
実際の制作風景を見ることで、雰囲気や進め方を理解してから参加できるので安心です。
- 講師や受講生の作業工程を間近で見られる
- 道具や木の感触、塾の空気感を体験できる
- 見学後に質問して、受講の不安を解消できる
■ まとめ
大聖山不動寺の仏像彫刻塾は、松本明慶・明観・宗観三代の技術と精神を受け継ぐ特別な学びの場です。
- 初心者でも安心の丁寧指導
- 経験者は高度技術の習得が可能
- 完成した作品は一生の宝物
- 静寂な寺院で集中して学べる
- 木の香りに包まれ、心身ともにリフレッシュ
自分だけの仏像制作を通して、技術と心の両方を磨く体験ができます。興味のある方はぜひお問い合わせください。
■ アクセス・基本情報
寺院情報
- 寺院名:大聖山 不動寺(だいせいざん ふどうじ)
- 所在地:大阪府豊中市宮山町4丁目7-2
- 宗派:真言宗醍醐派
- 本尊:不動明王、五大明王
- 駐車場:無料駐車場あり(境内すぐ横)
アクセス
- 阪急「桜井駅」から徒歩15分
静かな住宅街を抜け、心を整えて歩くのにちょうど良い距離です。 - 大阪モノレール「柴原阪大前」駅から車で約10分
市街地からのアクセスもスムーズ。 - 豊中市街地から車アクセス良好
駐車場完備のため、車での参加も安心です。よくある質問(FAQ)Q1.まったくの初心者でも参加できますか?
A.はい、初心者の方でも安心してご参加いただけます。
大聖山不動寺の仏像彫刻塾では、彫刻刀の持ち方や木材の扱い方など、基礎から丁寧に指導いたします。実際に受講生の多くが未経験からスタートしており、自分のペースで作品づくりを楽しんでいます。
Q2.どのような作品を制作するのですか?
A.受講生の経験や希望に応じて作品を制作します。
初心者の方は小さな観音様や仏様から始め、経験を積みながら本格的な仏像制作へ進むことができます。講師が一人ひとりに合わせて指導いたしますので、無理なく取り組めます。
Q3.道具を持っていなくても受講できますか?
A.はい、初めての方でも受講可能です。
必要な道具については講師がご案内いたします。仏像彫刻に適した彫刻刀や木材の選び方も学ぶことができますので、これから始める方も安心です。
Q4. 見学だけでもできますか?
A.はい、見学も受け付けております。
実際の制作風景や教室の雰囲気をご覧いただけます。受講を検討されている方は、まず見学していただくことで不安を解消できます。事前にお問い合わせください。
Q5.年齢制限はありますか?
A.特に年齢制限はありません。
仏像彫刻に興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。現在も幅広い年代の方が楽しく学ばれています。
Q6.毎回参加できない場合でも大丈夫ですか?
A.はい、大丈夫です。
お仕事やご家庭の都合で欠席される場合も、ご自身のペースで制作を進めていただけます。継続して作品づくりを楽しんでいただける環境を整えています。
Q7.仏像彫刻にはどのような魅力がありますか?
A.仏像彫刻は、ものづくりの楽しさだけでなく、心を整える時間にもなります。
木と向き合い、集中して彫ることで自然と心が落ち着き、日常の忙しさを忘れることができます。完成した作品はご自宅でお祀りしたり、鑑賞したりすることもできます。
Q8. 講師はどのような方ですか?
A.松本明慶工房の仏師が直接指導いたします。
「平成の名仏師」と称される松本明慶先生の技術と精神を受け継ぐ仏師陣が、初心者から経験者まで丁寧に指導いたします。本格的な伝統仏像彫刻を学べる貴重な機会です。
Q9.受講料以外に費用はかかりますか?
A.受講料は年間4万円(約10回分)です。
別途、制作する作品に応じて木材などの材料費が必要となります。費用については講師が事前にご説明いたします。
Q10.駐車場はありますか?
A.はい、境内に無料駐車場を完備しております。
豊中市内はもちろん、吹田市・箕面市・池田市など北摂地域からも車で通いやすく、安心して受講していただけます。
Q11.仏像彫刻を学ぶことでどのような効果がありますか?
A.集中力や観察力が養われ、心身のリフレッシュにもつながります。
一刀一刀丁寧に彫り進めることで、自然と集中力が高まり、精神統一にもなります。趣味としてだけでなく、生涯学習や心の修養として続けられる方も多くおられます。
Q12.入塾はいつでも可能ですか?
A.空席がある場合は途中からの参加も可能です。
講座の状況によって受講可能な時期が異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
受講生の体験談体験談① 60代・男性(豊中市)
退職後に何か新しい趣味を始めたいと思い、以前から興味のあった仏像彫刻を学び始めました。
最初は彫刻刀を持つことすら不安でしたが、講師の先生が丁寧に教えてくださり、少しずつ形になっていく喜びを感じられるようになりました。
木を彫る音だけが響く静かな時間はとても心地よく、仕事中心だった生活では味わえなかった充実感があります。完成した観音様を自宅に飾った時は、本当に感動しました。
体験談② 50代・女性(箕面市)
以前から寺院巡りが好きで、仏像を見ることが趣味でした。
「いつか自分で も彫ってみたい」と思っていた時に、不動寺の仏像彫刻塾を知り参加しました。
教室の雰囲気はとても穏やかで、初心者の私でも安心して学ぶことができました。集中して彫刻に向き合う時間は、まるで瞑想をしているようで心が落ち着きます。
今では月に一度の教室の日が楽しみで仕方ありません。
体験談③ 40代・男性(吹田市)
仕事柄パソコンに向かう時間が長く、休日もスマートフォンばかり見ていました。
そんな生活を変えたいと思い入塾しましたが、木と向き合う時間は想像以上に豊かなものでした。
一刀ごとに集中し、少しずつ仏様のお姿が現れてくる過程には言葉にできない感動があります。仕事のストレスも軽減され、以前より気持ちに余裕が生まれたように感じています。
体験談④ 70代・女性(池田市)
若い頃から手芸や絵画が好きでしたが、仏像彫刻は初めての挑戦でした。
最初は難しそうに思いましたが、講師の先生が細かいところまで教えてくださり、少しずつ自分の作品が完成していく喜びを味わうことができました。
完成したお地蔵様を仏壇のそばにお祀りしていますが、毎日眺めるたびに温かい気持ちになります。
体験談⑤ 30代・女性 (大阪市)
仕事や家事に追われる毎日で、自分のための時間がなかなか持てませんでした。
仏像彫刻塾に通い始めてからは、月に一度、自分自身と向き合う時間を持てるようになりました。
木の香りに包まれながら集中して彫刻する時間は、とても贅沢です。完成した仏様には愛着が湧き、自分の心の支えにもなっています。
体験談⑥ 60代・男性(受講歴10年以上)
不動寺の仏像彫刻塾には10年以上通っています。
松本明慶先生の流れを汲む仏師の先生方から直接学べる環境は本当に貴重です。
単に技術を学ぶだけでなく、「仏様を彫る心」や「ものづくりへの向き合い方」も教えていただきました。
長く続けている理由は、作品を作る楽しさだけでなく、仲間との交流や寺院という特別な空間で過ごす時間そのものに価値を感じているからです。











