年中行事

正月護摩祈祷 日時: 1月1日 午前 8時   午後2時
     1月2日 午前11時  午後2時
    1月3日 午前11時   午後2時
場所: 護摩堂

お護摩とは語源を、梵語 ( 古代のインドの言語、サンスクリット語 ) の「 ホーマ 」の音写で、供物 ( くもつ ) を火中に投げ入れて焼く、あるいは焚くといった意味があります。

古代インドでは、供物 ( くもつ ) の煙が天の神々の口に達すると、神々が地上に降臨 ( ごうりん ) して人間に幸福を与える、という信仰があります。

元旦護摩祈祷

当寺では、不動明王をご本尊として、その前に護摩壇を設け、いろいろな供物を捧げ、護摩木という木でつくられた薪をたいて、不動明王をお祈りいたします。


護摩の火は不動明王の智慧を表し、薪は煩悩を表わしています。 智慧の火で煩悩の薪を焼き尽くすことによって、むさぼり、いかり、おろかさという心の迷いによる煩悩を不動明王の智慧の炎で焼きつくし、 皆様が今年1年無事に過ごされますようにと、お祈りをする行事です。

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とんど焼き護摩 日時: 1月15日 午前 11時
場所: 境内
とんど焼き護摩

当山では、毎年1月15日松の明けの日に、お正月のお飾り、しめ縄等及び古いお札、お守り有難い御利益を頂いた深い祈りの込められたものを、 当山境内に於いて焼却する大護摩を厳修して、報恩の祈祷と謝徳の供養を行います。
(プラスチック、陶器など燃えないものは、ご遠慮ください)

※ あずきがゆのお接待があります。

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節分星まつり
厄除け祈願
日時: 2月3日 午前 11時
場所: 本堂

節分というのは、字のごとく「季節を分ける」という意味ですので、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいます。

2月4日は 立春 ですので、前日の2月3日は 節分になります 。

また、節分は、季節の変わり目ごとにあるので1年に4回 あります。(立春の前日が「春の節分」、立夏の前日が「夏の節分」、立秋の前日が「秋の節分」、立冬の前日が「冬の節分」)

冬の節が終わり春の節が始まるこの時期の立春が、1年の初めと考えられ春の節分が最も重視されており、一般には単に「節分」といえば春の節分を指すようになりました。

この節分に、お護摩を焚き、お1人お1人がお持ちの星座も季節とともに変わりますので、その星座を供養して皆様が無事息災 ( ぶじそくさい ) に暮らせますようにと、御祈願をする行事です。

豆まき

もともと宮中行事であった、「追儺(ついな)また ( おにやらい ) とも読みます」読んで字のごとく鬼を追いやる行事で、災難や厄疫の象徴にされた鬼に豆を打ちつけて、厄を追い払いました。

また、「豆」は、「魔滅」に通じるから、「まめに暮らすように」との意味もあります。

※ 法要終了後、豆まき、おぜんざいの接待があります。

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春の彼岸会法要 日時: 3月21日 午後 2時
場所: 本堂

お彼岸は、春分の日を中日として、前後 3 日延べ7日間をお彼岸といいます。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、お彼岸はちょうど春分の季節に行われます。

気候は暑からず寒からず、昼と夜の時間は同じ、これらのことをお釈迦さまの教えで「中道(ちゅうどう)」の教えに譬えられます。

よく似た言葉に「中間 ( ちゅうかん ) 」が有りますが、中間ではなく 中道は、お風呂に例えますと「熱いお湯でもなく、冷たい水でもなく、かといってぬるま湯でもない、お風呂につかる方がちょうど良いお湯加減である」このような心の状態を中道の心と言います。

お彼岸は、自分自身がお釈迦さまのお教えにかなっているか、もう一度ふりかえってみる機会でもあります。

当寺では、彼岸会法要にて、ご先祖の供養を行い、自分がいまここにあることを感謝して、仏さまの智慧を戴く行事を行っております。

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八朔(はっさく)
きゅうり加持(病封じ)
日時: 8月1日 午後 2時
場所: 護摩堂

字のごとく八月一日を表します。

起源は弘法大師で、この日に病封じのお加護を受けるとこの夏を無事に過ごせるというご祈願です。

なすびときゅうりを使い、病を封じ込めます。

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盂蘭盆施餓鬼会法要 日時: 8月21日 午後 2時
場所: 本堂

お盆とは、「盂蘭盆(うらぼん)」というのがお盆のくわしい呼び名です。この盂蘭盆とは梵語 ( 古代のインドの言語、サンスクリット語 ) のウランバナを音訳したもので「逆さづりの苦しみを救う」という意味です。

お盆の行事のもとになっているのは、「盂蘭盆経」というお経の中に次のような事が、説かれています。

お釈迦さまの十大弟子の一人で神通力第一と言われた目蓮尊者(もくれんそんじゃ)のお母さまが亡くなられました。

尊者は、その神通力でお母さまの姿を見たところ、餓鬼道(がきどう = 欲しいものが自分のものにならない苦しみを味わうところ)に落ちて、供養のご飯も食べられずに苦しんでいるのを知りました。

目蓮尊者は、お母さまをなんとか救いたいと、食物を持ってあげましたが、お母さまが食べようとしますと、食物は燃えてなくなってしいます。

盂蘭盆施餓鬼会供養

目蓮尊者は、とても悲しみ、お釈迦さまにどうすれば救われるのか尋ねました。

するとお釈迦さまは「 7 月 15 日にたくさんの仏の道を求める人たちに、百味(ひゃくみ)の飯食(ぼんじき)で手厚く供養するとよい」とお教えになりました。

目蓮尊者はそのとおりに実行すると、お母さまは餓鬼の苦しみから救われました。

そしてこの教えをもとにしまして、目蓮尊者が修行された 7 月 15 日を中心に、七世の父母を救済するために供養をし、見ず知らずの人にも ちょっとした思いやり、親切の功徳を積んで、菩提心を養う行事を行っております。

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秋の彼岸会法要 日時: 9月21日 午後 2時
場所: 本堂

彼岸のことを、梵語 ( 古代のインドの言語、サンスクリット語 ) では パーラミター(波羅蜜多)といいその漢訳の「到彼岸」から来た言葉で、 その名の通り「迷いの世界から悟りの世界に到る」という意味です。

様々な苦に悩む煩悩の世界(此岸しがん)から、悟りの世界 ( 彼岸 ) に行かれた方々を供養するとともに、これから行こうとする人達も無魔 ( むま ) 、行けますようにと祈ることが彼岸の行事です。

お釈迦様は、「諸行無常」 ( すべてのものは変化していきます、なまけずに今を大切にして努力をしなさい ) とお弟子様にお告げをされました。

そして、これらのことを実践するためには、彼岸の語源である波羅蜜を守りなさいとお釈迦様は、 6 つの教え(六波羅蜜)を示されました。

  • 布施 ( ふせ ) ・・・財物を施す財施、仏の教えを説く法施、などの施しをすること( 思いやりの心 )
  • 持戒(じかい)・・・きめられた戒めを守り、節制ある生活を行うこと
    ( 自分を甘やかさない心 )
  • 忍辱(にんにく)・・・苦難や迫害などに耐え、安らぎの心を持ち、怒りの心をおこさないこと ( 他人の生き方も尊重する心 )
  • 精進(しょうじん)・・・悪行を断じて、善行を修めること
    ( 一生懸命に努力をする心 )
  • 禅定(ぜんじょう)・・・心を静かに保ち続けること ( 志を高く強く持つ心 )
  • 智恵(ちえ)・・・事理を照らし見て正邪を分別すること
    ( 欲望からおこる煩悩をコントロ-ルする心 )

お彼岸は、こうした仏さまの教えを実践する一週間ともいえます。当寺では、彼岸会法要にて、ご先祖の供養を行い、自分がいまここにあることを感謝して、仏さまの智慧を戴く行事を行っております。

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白鹿霊神祭柴燈護摩修行(火渡り) 日時: 11月3日 午前 11時
場所: 柴燈護摩道場

当山では、毎年11月3日に鎮守白鹿霊神祭を行い、護摩道場に於いて、紫橙大護摩供並びに火壇勧頂(火わたり)を修行致しております。

紫橙大護摩とは、山伏修験の行者が大地に炉を作り、薪を組み上げ、柴を炊いて修する護摩法であります。

白鹿霊神祭柴燈護摩修行

この法は、弘法大師の法孫で醍醐寺の開創、大峰山を再興した聖宝理源大師が始めた護摩の形式であり、堂内で修する護摩と同じで、転禍為福の功徳をそなえているものといえます。

また、火壇勧頂(火わたり)は紫橙大護摩の残り火を加持によって火を伏せ、その上をはだしで渡ります。
このことによって、からだ全体で仏さまを感じて戴き、無事息災を祈る行事です。

心を正して我欲を押え、静かに祈りを捧げ、この法を修しております。

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英霊総供養 日時: 12月8日 午後 2時
場所: 本堂

当寺では、前時大戦で、亡くなられた兵隊さんの遺骨が帰ってこられた時、一時期お預かりをし、遺族の皆様にお渡しをしていた時期がございました。

しかし、この遺骨が今尚、当寺にございます。
開戦の12月8日に戦没者のご供養をする行事です。

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月例不動護摩祈願 日時: 毎月8日 午後 2時
場所: 護摩堂

毎月、8日には、護摩堂にて、壇護摩を焚いております。

お護摩とは語源を、梵語 ( 古代のインドの言語、サンスクリット語 ) の「 ホーマ 」の音写で、供物 ( くもつ ) を火中に投げ入れて焼く、あるいは焚くといった意味があります。

古代インドでは、供物 ( くもつ ) の煙が天の神々の口に達すると、神々が地上に降臨 ( ごうりん ) して人間に幸福を与える、という信仰があります。

当寺では、不動明王をご本尊として、その前に護摩壇を設け、いろいろな供物を捧げ、護摩木という木でつくられた薪をたいて、不動明王をお祈りいたします。

月例不動護摩祈願

護摩の火は不動明王の智慧を表し、薪は煩悩を表わしています。

智慧の火で煩悩の薪を焼き尽くすことによって、むさぼり、いかり、おろかさという心の迷いによる煩悩を不動明王の智慧の炎で焼きつくし、 皆様が無事に過ごされますようにとお祈りいたします。


(1月・2月・8月・11月の月例護摩は、月始に ご祈願行事がありますので、それに替えさせていただきます。これらの月の8日はお休みということになります。)

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